うえなら(うー의 나라)

2023年4月入学。社会人大学院生です^^

私が韓国と日本の歴史を研究しようと思ったきっかけ

せっかく大学院に入ったのに、このままだと、オフシーズンもプロ野球ばかりを見て過ごしてしまいそうなので、少しでも有益なことをしようと思う。
私が「朝鮮半島と日本の交流を研究したい」と思ったきっかけなど書いてみる。

それは、とにかく「(日韓両国の関係)何でこんなに拗れちゃったかねえ?」と思ったことがきっかけだった。

10年前、私は韓国の某アイドルが好きだった。(今はもう、情報も追わないし、遠征もしない。地元に来てくれたらコンサートに行く。の熱量。)
そのグループが私の韓国へのきっかけで、彼らがいなかったら、今の私はいなかったと思う。

そんなグループのうちの一人に私の「推し」もいた。
その「推し」くんが、日本で自身初のソロコンサートを行った。しかも全国ツアー!2か月近く日本を中心に活動して、すごい盛り上がりだった。ヲタクはとても楽しかった。
そして、推しくんもとても楽しそうだった。最高に幸せそうだった。

でも、ツアーが終わって、韓国へ戻った推しくんは、その後全く、ソロツアーについて言及しなかった。(日本向けの)雑誌のインタビューで、ソロコンサートの感想を答えることはあっても、Twitterやインスタグラムで、日本のソロツアーについて言及することは、全くなかった。

だから、もう忘れたんだと思ってた。ソロツアー、日本での出来事。楽しかったけど、幸せそうだったけど、韓国に戻ったら、もう忘れたんだと思ってた。

でも、忘れていなかったことを、翌年の2度目のソロコンサートで知った。

「去年のあの幸せな瞬間、皆さんの歓声を、毎日思い出していました。」

2度目のソロコンサートの初日、彼は言った。
その言葉を聞いて、「忘れてなかったんだ!」と驚いたのと同時に、一緒なんだなあ、と思った。

Z世代にはもう、全く日韓関係に対する「モヤっとした感情」は無いよう見受けられるが、30代以上になると、やはりまだ「韓国」というと、何か違和感を持つ人間も多いよう感じる。(20代は過渡期かな、と。←私調べ)
わざわざ歳は言わないが、もちろん私も、「モヤっとした感情」を持っている世代だ。

敢えてこの言い方をすると、「加害者」である日本では「モヤっとした感情」程度だが、朝鮮出兵日韓併合等、何度も攻めて来られた「被害者」である韓国にとっては、「モヤっとした感情」で済まされるはずもなく。(元寇高句麗が日本に攻めてきた件は、一旦置いておきます。アレはモンゴルが悪いと思っている。←)

誤解を恐れず言うと、私はこの状況をずっと「それはそれ、これはこれ」と呼んでいた。
「国家間ではモヤっとすることがあるかもしれんが、私は韓国人の「推し」くんが好きなんじゃー!!!」
と。

つまり、「推し」くんも同じ状況ではないか、と思ったわけです。
「国家間では、色々思うところもある。許せないところもある(これは勝手な想像)。でも、自分のことを応援してくれる日本のファンには好感を持っている」
と。それはそれ、これはこれ、と。

だからこそ、私は、その原因を知りたくなったのです。
「日本と韓国、何でこんなに拗れた?」と。

人間同士で考えたら、お互いとても好きになれるのに、国家間になると、何千前年にもわたり、割と長い間常に互いを蔑視してきた関係。
なんだこれ。近すぎるからの悲劇でしょうか。

そんなことを考えながら、私がたまたま歴史好きだったこともあり、独学で韓国史を勉強しているうちに、気づけばこの道に進んでいました。

そして、研究者の卵になって半年。
「どうして私がこの研究をはじめたか」
ここの軸を持っていないと、ブレてしまうということを知りました。
研究(勉強)を始めると、関心深く、魅力的なお話が多すぎるからね。
興味のままに進んでしまうと、とんでもないところに行ってしまいそう笑。
まあ、それはそれで面白いのでしょうが。

ということで。

「日本と韓国の交流」と言いつつ、その心は、「何でこんなに拗れた?」を知りたいから、でこれから進めていこうと思います。