うえなら(うー의 나라)

2023年4月入学。社会人大学院生です^^

大学院に行きたいと言った時の家族の反応

少しずつ、過去の気持ちを思い出している。

「仕事を辞めて、大学院に行きたいと考えている」
と家族(母と妹)に話したら、
「それもいいんじゃない?うーちゃんのやりたいようにすれば」
と、賛成も反対もされなかった。

リアルに、病気で一度死にかけた私は、家族にとっては、基本的に「元気に生きていてくれれば、それでいい」のスタンスだ。
(いい歳して大学院なんて…と言わないところも、気持ち的に、とてもありがたい。)

しかし、「地元の大学院に通いたい」と言うと反対された笑。母にも妹にも反対された笑。

わたしはもう、「都会のお姉さん、過ぎて、地元では暮らせない。戻ってきたら絶対後悔する」それが2人の見解だ。


確かに、以前、渋谷のど真ん中で働いていた私は、バリバリの東京のお姉さんだった。
帰省して地元の市役所に行った時、いわゆる東京のお姉さんの格好(?)、ノースリーブにタイトスカートで歩いてたら、母に、「田舎でそんな薄着でウロウロするな」的にカーディガン持って追っかけられたこともある笑。

実は、10年前に人生に迷った時も、実家に帰ろうとした。
その時も、同じ(地元の)大学に行こうとして、学校まで見に行った。
でも、なんか違うと思った。自分がそこに通っている姿が想像出来なかった。

でも、あれから10年。私も歳を取った。
更には、ここ4年は東京を離れて、地方都市暮らし。
しかも、最近は家で勉強するだけの引きこもり。

更には、わたしには、したい勉強があるのだ。

それなら、(地理的にも)地元の大学に行く充分な理由になる気がする。
田舎の大学でも、通って行けるのではないかと思う。

とかいうことを、熱く妹に訴えたんだが、「でも、所詮〇〇(地元)よ?」と、イマイチ色良い返事はもらえなかった…。

「えー、それなら、留学した方がいい?」と聞いたら、「そっちのが断然良い!」と即答された笑。

えええーダメかなあー地元の大学院。

まあ、私より、私のことを知っている家族が反対するんだから、多分ダメなんだろう笑。


てことで、悩んでいたけれど、実際に、行く大学を決めて、妹に「△△の大学の大学院に行こうと思う」
と言ったら、第一声が、「そうなの?じゃあ、△△にキャンプ遠征に行かなきゃ!」だったので笑った。

実家に帰る事は、あれだけ反対されたのに、ある程度都会なら、全く問題ないらしい笑。

母と妹2人で、私が地元で働く姿を想像してみたんだそうだ。事務職、ホームセンターのレジ、うどん屋のバイト。
どれもしっくりこず、2人で「やっぱりうーちゃん、ここで働く姿が想像できない」と言うことになったそうだ笑。

わたしはわたしで、大学院に行くことはもちろんだけど、家族と近くで住めることがとても嬉しい。

(写真だけ見たら、私の実家は北米か?の勢いですが、単にこれは、今日行ったサファリランドが楽しすぎただけの話でございます‥笑)

専攻科決定までの経緯

海外留学か大学院か

学校で勉強したい。
ぼんやりとは思っていたけれど、はっきりとそう思い始めたのは、2022年1月頃。

数年間熱心に励んでいた韓国語の勉強も、もうすぐTOPIK最高級6級が取れる予定だったので(2022.7月現在5級。もう6級を取ってる予定だったけど、まだ5級笑)、だから、そこからの自分の方向について考えていた。

ちょうど、仕事が絶賛辛かったことも重なって(…)、そして思い至ったのが、「韓国の大学か、大学院で勉強したい」ということだった。

(今のコロナの時期なら、留学者数自体が少ないだろうし、マスクしてたら、年齢行ってるのが紛れ込んでてもバレないだろう、とも考えた笑)

ちなみに、語学留学という選択肢はなかった。あくまで語学はツールだと考えているので、韓国に留学するなら、史学科か、観光学科に行こうと思った。
(もっとちなみに言うと、通信という選択肢もなかった。あくまで通学「学生」になりたかった。)

2022.2月頃は、チェジュ大学(済州大学)に行きたくて、ひたすら募集要項を読み解いていた気がする笑。


(読みまくっていた、チェジュ大学の募集要項)

でも、冷静に考えて、このコロナの時期に海外留学するとは、どうも現実味がない。

それにわたしは、韓国語を勉強しているものの、諸々割愛、ソウルに住みたいとは、積極的には思わない…。

というか、チェジュ島(済州島)ラブなので、そもそもチェジュ島に留学、の一択。
でも、史学でいえば、チェジュで朝鮮史を研究するなら「流刑」だよな、と思えど、どうにも心躍らない。だって流刑…。

チェジュで盛んな「観光学」を学ぶ、とも考えたけれど、観光業に身を置き約20年、今更何を学ぶのか、という感もある…。

とかなんとか思い悩んでいるうちに、いつしか「日本で『韓国史』の勉強をするのはどうだろう?」と思い始めた。

しかし、また新たなる壁が。が。

日本で「韓国史」の勉強を専門的にしようとした場合、東大京大といったビッグネームな大学にしか、専門学科がないことを知る。
なんか、絶対無理ではないだろうけど、まあまあ無理な気がした。笑。

それなら、と、視点を変えて「韓国史と日本史の比較文化」ならどうだろう、と考えた。

専攻科へのアプローチ

国史の研究をしたい、という軸はあった。そこからの比較文化への展開。
だから、韓国史の研究をしている大学教授について、ネットで調べまくった。

その方法は、シンプルに、東洋史学科のある大学のホームページをひとつひとつ見ていった。
どこに住むかは、もはや、何のこだわりもなかったので、全国の大学を見ていった。

そこから、朝鮮史の研究をしていらっしゃる先生を一人ひとりピックアップして、さらにその先生の研究分野を掘り下げて調べていく、という地味な作業だった。

でも、そもそも、朝鮮史の学べる大学自体が少ないから、そこまでの大変さはなかったよう記憶している。

この時、気にしたことは、「名誉教授」「客員教授」は選択肢から外そう、くらいだった。

まあ、言えば、わたしの場合、私の研究したいドンピシャの分野の権威の先生が、通学圏内の大学の客員教授をしていらっしゃる。

でも、ここに行っても、先生とは繋がれないよなあ(そもそも、恐れ多くて繋がれんわ)、とか思い、選択肢から外した。

同じく、実家から通学圏内の大学院にも、これまた、その研究をしていらっしゃる名誉教授がいらっしゃった。

こちらはゼミも存在していたが、名誉教授なので、こちらも大御所過ぎて、なんかもう、選択肢に入れるのもおこがましくて、と断念した。。。笑

ネットで、「講師」のゼミに入ると、その先が大変、という意見も見たけど、そこは正直あまり気にしなかった。
上に登ろうとするならそこは重要だと思うけど、わたしの場合、大学院進学は「生涯学習」な側面が強いので、講師の先生でも、ハマれば師事しようと思っていた。


とかやってるうちに、最終的に、やりたいことドンピシャの専攻の先生おふたりに絞り、さらに調べ(ネットで見れる限りの論文などを読んで)結果的に師事したい先生を選び、お話を聞きに行った。

とかいう流れだった気がする。

ちなみに、大学院を調べるのに使ったのは、こちらのサイト。

https://shingakunet.com/syakaijin/smp/

ご存知、スタディサプリ。複数大学の資料請求含めて、大変お世話になりました^^


母にこの決定を伝えたのが2022年3月10日なので、3月上旬にこの、行きたい大学を決める作業をしていたと思われます。




(ちなみにこれは、2/17現在の気持ち。そうでした。ぼんやりとした気持ちを行動に移したきっかけは、完全に仕事辞めたい、でした…笑)

大学院に行きます。

約20年、絶賛社畜でした。

でも、この仕事は大好きでした。
なかなか、自分が好きなことを仕事にすることは難しい中で、私は自分の仕事が大好きでした。
プライドを持ち、天職と思って働いていました。とても楽しかったです。

でも、人生のターンが訪れました。
今の仕事より、もっとやりたいことができました。

韓国語の勉強を始めたことがきっかけです。
段々と「もっと勉強したい」という、その想いが強くなり、後悔したくなくて、大学院に行くことにしました。

社会人入試といえども、「院入試なんてできるかしら…」と最初考えていましたが、試験概要を見て、専門分野はともかく、すでに韓国語の勉強はする必要はないので、何とかなるかな、と。

ということで語学試験は、今まで目的なくやって韓国語の勉強が、まさか生かせます。嬉しい

大学院での専攻は比較文化、というか、朝鮮通信使
朝鮮通信使を通して、日本と韓国(朝鮮)の文化について勉強しようと思っています。


ちなみにブログタイトルの「うえなら」は「うー의 나라」。うーえなら、略して(?)うえなら。
うーの国、うーの信念、という意味です。

スミマセン、完全にドラマ「나의 나라(私の国)」パクリました笑。


そんな感じで、これから、お付き合い、どうぞよろしくお願いします。